おすシローの日記

ノベルゲームとかアドベンチャーゲームとか色々。

ノベル系アドベンチャーゲームをタイプ別にまとめてみた

はじめに

私が新しいゲームを探す時は大体「ノベルゲーム ランキング おすすめ」とかで検索するんですが、一口にノベルゲームといっても色々なタイプがあって、プレイしてみたけどなんか違うな―…ってこともあるわけです。
そこで、これからノベルゲームを探す人の為にも、ゲームをいくつかのタイプに分けてしまおうじゃないかと考えました。
私がプレイしたことのあるゲームもオススメとして挙げておくので、「○○に似たゲームないかな」とお探しの方の参考になればと思います。ただ、未プレイ作品も多いので「○○がないやん!」という作品があれば教えてください。買います。

今回はゲームシステム面でのタイプ分けをしていくのでシナリオの内容はあまり考えません。あと、分け方も大雑把でMECEではありません。許して。

 

 

1.一本道タイプ

読んで字のごとく、オープニングからエンディングまでの筋道が出来上がっており、選択肢によるゲームオーバーはあってもシナリオ分岐がないタイプです。
大抵推理要素を入れたり、ミニゲームを入れたりすることでゲーム性を持たせています。

メリット:
シンプルで進めやすく、シナリオの良さを素直に感じられます。物語を読み進めていく楽しさは小説を読むワクワク感に近いです。

デメリット:
シナリオが合わないなと感じたら読み進めるのがしんどいです。感情移入できなかったら厳しいものがあります。

一本道タイプの筆者オススメのゲーム

逆転裁判シリーズ
特に逆転裁判123と、大逆転裁判12がオススメ。ストーリーがしっかりしているが、ゲーム要素は易しめで、キャラの関係性が楽めるシリーズ。
逆転裁判シリーズ 公式サイト | CAPCOM (ace-attorney.com)

ダンガンロンパシリーズ
先の読めないシナリオが特徴で、常に予想の斜め上を行かれる。サブカルネタがふんだんに使われているので小ボケが何かしらのパロディになっているが、元ネタを網羅している人が果たしているのだろうか。矛盾見つけて論破する、基本的には逆転裁判と似たシステム。
ダンガンロンパポータルサイト (danganronpa.com)

・シロナガス島への帰還
文体とかセリフ回しがラノベ調で読みやすい。シナリオは重めだけどすらすら読めた不思議。エクストラシナリオは作者の性癖モリモリで良きです。
シロナガス島への帰還 (tabinomichi.jp)

・ファタモルガーナの館
「これ以上読みたくない」てなるレベルで辛い…けど面白い。1か月くらいかけてじんわり読むほうがいい。この負のストーリーを一気に浴びたら死んでしまう。
ファタモルガーナの館 -DREAMS OF THE REVENANTS EDITION- (dramaticcreate.com)

流行り神
和ホラー強めのノベルゲーム。主人公が警官で、怪奇事件の捜査方針を科学的に進めるか、オカルト的に進めるかでエンドが変わるが、どちらも正規ルートだから面白い。
後述のマルチエンドにも当てはまるかも。『流行り神』シリーズと『真・流行り神』シリーズは似て非なる物なので注意。元祖流行り神は都市伝説テーマのミステリー。真はスプラッタという印象。(章によりますが…)
HAYARIGAMI.com 流行り神 オフィシャル サイト

2.群像劇タイプ

複数の主人公が登場し、各者の主観視点をプレイヤーが見ることができるタイプのゲーム。

メリット:
各キャラへの理解度が深まり、最終的には全部のキャラを好きになりがち。各キャラのストーリーが交錯し始めてから加速度的に面白くなる。

デメリット:
導入が長い。何人ものプロローグを聞かなければならないので混乱するし、つまらない。いくつも導入があると、必ず惹かれない導入が一つは出てくるので辛い。ちょくちょく場面が切り替わるので名前を覚えるのに時間がかかる。

群像劇タイプの筆者オススメのゲーム

デトロイトビカムヒューマン…選択肢によって物語の展開が変わってきて、プレイヤーの選択の数だけ物語がある。後述のマルチエンドタイプでもある。YouTubeで実況動画も多く上がっているため、自分の選択と他人の選択の違いを楽しむのもまた一興。
Detroit: Become Human | Official Site | Quantic Dream

・428~封鎖された渋谷で~…登場人物の多さに最初はビビったけどこの全員が事件に巻き込まれていく過程は読んでいて気持ちがいい。そして最終的には全員好きになる。誰かの行動を選択すると、ほかの誰かのシナリオに反映される、というシステム。
428 封鎖された渋谷で | スパイク・チュンソフト (spike-chunsoft.co.jp)

・十三防衛機兵圏…時代が異なる13人の少年少女の青春物語と、シミュレーションバトルの両方が楽しめる。スパロボサモンナイトなどターンバトルが好きならオススメ。
『十三機兵防衛圏』公式サイト (13sar.jp

・ゼロエスケープ 刻のジレンマ…極限脱出シリーズ第3作。過去作の主人公が出るため、後述の第1作からプレイするのがオススメ。宇宙船のシミュレータに閉じ込められた3つの班の視点を体験し、全員が助かる道を模索する。というストーリー。
脱出ゲームが好きな人におすすめ。時系列がごっちゃになりやすいけど、後々フローチャートで保管してくれるからありがたい。後述のマルチエンドタイプでもある。
ZERO ESCAPE 刻のジレンマ | スパイク・チュンソフト (spike-chunsoft.co.jp)

3.マルチエンドタイプ

選択肢やフラグ管理によって物語が分岐し、ゲームオーバーではなくマルチエンディングにつながっていくタイプ。複数のバッドエンドが用意されている場合が多く、トゥルーエンドにたどり着く為のフラグ成立させる条件でバッドエンドを見なければならないものもある。筆者はこのタイプの作品が大好き。

メリット:
バッドエンドが凝った作品も多く、そのレパートリーを楽しめるのも魅力の一つ。バッドエンドを見ることで物語への理解が深まる物もあるので、そこまで含めたシナリオの完成度が高い作品が多い。

デメリット:
ほとんどが周回前提の作品なため、何度も同じ文章を見なければならないことが多い。全編クリアするのに時間がかかる。

マルチエンドタイプの筆者オススメゲーム

かまいたちの夜
チュンソフトの元祖サウンドノベル。枝分かれ系の始祖ではないだろうか。多彩なバッドエンドはPS1の作品とは思えないほど今プレイしても面白い作品。リメイクも出ているのでそちらをプレイするのもいいだろう。
かまいたちの夜 Smart Sound Novel 公式サイト (spike-chunsoft.co.jp)

・グノーシア
宇宙船の船員に擬態した生命体「グノーシア」を炙りだす、人狼ゲームが主体のゲーム。シナリオも面白いし何より本格的な1人人狼ゲームが楽しめるのが良い。各キャラの情報が明かされていくにつれだんだん見方が変わっていくのが面白い。誰しもが敵になる可能性があるからこその緊張感が良い。
グノーシア (d-mebius.com)

・レイジングループ
こちらも人狼ゲームがテーマとなった作品。厳密には前述の1本道タイプと同じではあるけれど、いくつものバッドエンドを読める点でこちらのタイプに分類した。キャラデザは地味だがだんだん皆好きになってくる不思議。これだけはプレイして欲しい!と思う筆者一押しのゲーム。
人狼×JホラーADV レイジングループ (kemco.jp)

9時間9人9の扉
極限脱出シリーズ第1作。豪華客船に閉じ込められた9人が脱出を図るストーリー…だけかと思いきやまさかまさかの展開が待ち受けている作品。疑似科学がたくさん登場するためそういうのが許せる人にはオススメ。
ZERO ESCAPE 9時間9人9の扉 善人シボウデス ダブルパック | スパイク・チュンソフト (spike-chunsoft.co.jp)

まとめ

今回はノベルゲームを大まかに3タイプに分けて解説とオススメのゲームを書きましたが参考になったでしょうか…?挙げたゲームはどれもオススメのものばかりなので、これを読んだ方が新たな扉を開いてくれれば嬉しい限りです。筆者も未プレイ作品は多いので(美少女ゲーム全般、シュタゲ等)、「これ面白いよ!」というものがあれば共有していただければ幸いです。それでは。