ミステリーアドベンチャー同人ゲーム『シロナガス島への帰還』。
本編とエクストラシナリオまで読了しましたので、レビューも兼ねての紹介記事です。大体プレイ時間はエクストラ含めて20時間程。(途中寝落ちしたので正確な時間が分かりませんすみません)
(キービジュアル)
とりあえずざっくりとあらすじ。
【ニューヨークで探偵を営む主人公『池田戦』と見た物全てを記憶する天才少女『出雲崎ねね子』が、依頼を受けて謎の島『シロナガス島』へ招待される事に。
その島には何やら秘密があるようだが他の招待客は皆口を閉ざしたまま。そして招かれた先の館で殺人事件が起こり、池田とねね子はシロナガス島の呪いに巻き込まれていく……。】
という感じです。
(シンプルなアドベンチャーゲームです)
プレイしてまず感じたのは、驚くほどのクオリティの高さ。
私は同人ゲーム自体が初めてだったので、正直ゲームとしてのクオリティはそんなにだろうと高を括っていました。
が、シナリオもキャラクターもイラストも、市販のノベルゲームと遜色無い出来映えだと感じました。
特にシナリオが素晴らしい。
絶海の孤島に探偵と美少女と殺人事件。この時点でもう最高の舞台設定です。たまりません。
また人間の、自分が知らないこと、正体の分からないものが1番怖いという性質をよく理解しておられるようで、
『シロナガス島の悪魔』、監獄のような客室の謎、館に関する黒い噂、不可解な殺人事件。初めに謎が散りばめられて、謎のままストーリーが展開していくから気が抜けなません。
この緊張感がまた面白さを引き立たせてくれます。
(シロナガス島の悪魔?)
キャラクターも可愛い。女性キャラはかなり力を入れてるようで、おじさん連中とのイラストの気合の差が……。
私はアレックス君が一番好きです(聞いてない)。
(登場キャラクター)
ストーリーは全体的に重めだけど、キャラ同士の掛け合いは軽妙で、まるでラノベのような感覚。
ラノベをよく読む方にはオススメします!ノベルゲームしたことない方でもプレイしやすいと思います。
ただしひとつ忠告すると、選択肢を誤るとすぐゲームオーバーになるものもあるのでこまめなセーブはお忘れなきよう……。
また、プレイ実況の配信も許可されていますが、【動画内で作品の購入を勧めること】が条件のようなのでご注意下さい。
(実況配信予定の方はご一読下さい)
アドベンチャーゲームはストーリーが命なのでそこがわかってしまうと「買わなくてもいいや」という方が多いかと思います。
それでも配信を許可してくれているのはお優しいです……。
あと、本編クリア後にプレイできるエクストラシナリオは本編後のバカンスを描いたものですがかなりH。
これが同人ゲームの強みなのか……!ここまでフェチを詰め込んだシナリオがあって良いものか……!と、プレイしながら1人興奮してしまいました(何がどうHだったかは購入してご確認を……)。
あとこのブログのタイトルにもあるように私は選択肢によるバッドエンドを見たいが為にノベルゲームをするような節があります。
『シロナガス島への帰還』のバッドエンドはどれも素晴らしいものでした。
本編もそうですがエクストラもかなりの力の入れようで、ゲームオーバーになったときの呆気なさと絶望感が半端ないです。楽しい。
(バッドエンドのルートはどれも秀逸です)
ここまで紹介してきた『シロナガス島の悪魔』。
読み易さ、ストーリーのテンポの良さ、シナリオの充実感、キャラの良さ、全て満足できる完成度の高さです。
是非皆様にもプレイしてみてください!
(※ネタバレ配慮の為、この記事の画像は公式HPおよびPVからのスクショです。)