おすシローの日記

ノベルゲームとかアドベンチャーゲームとか色々。

steam版『グノーシア』プレイしました

前々から気になっていたゲーム『グノーシア』をプレイしました。というかクリアしました。宇宙を舞台にした、完全一人用の人狼ゲームです。

ざっくりあらすじ

プレイヤーは宇宙船で目を覚ました。起こしてくれた女性『セツ』に話を聞くと、どうやら宇宙船の中に人間に擬態した『グノーシア』という未知の生命体が紛れ込んでいるという。
グノーシアは人間を襲い消滅させてしまうため、解決策として、乗員に擬態したグノーシアを見つけ出しコールドスリープして活動停止しなければならない。
船内のグノーシアを全てコールドスリープさせるか、生存者の過半数がグノーシアとなった場合にゲームが終了する。しかし、プレイヤーは終了条件を満たしても、グノーシア反応が検出された初日の朝にループしてしまう。ループを繰り返すことによってさまざまな情報を手に入れ、ループを抜け出すカギを探し出そう。

というゲームです。

とにかくゲーム内容が面白いので事前知識入れる前にプレイしてほしい。この続き読まなくていいので今すぐプレイしてほしい。

ゲームの特徴

人狼ゲームといえば複数人でプレイする広く知られたパーティーゲームですが、「一人用ってどういう事…?面白いの?」と不安になるかもしれません。大丈夫です。面白いです。
人狼ゲームおなじみの役職もあるし、プレイヤーのステータスを上げられるというこのゲームならではの要素もあり、人狼ゲームとしての面白さは充分であるとお勧めできます。むしろ人狼ゲームの立ち回りを覚えるという点ではかなりいい練習になるんじゃないかなと思います。まあ覚えたところで一緒にやる友達がいないんですけどね……。

◦議論の進めやすさを助けるステータス

ループを繰り返すにつれ、プレイヤーに経験値が溜まっていきます。経験値を割り振ってレベルアップすることで議論を進めやすくなります。直感のレベルを上げたら相手が嘘をついてるのがわかったり、カリスマを上げるとみんなが共感してくれやすくなります。ストーリーが進むにつれて相手も成長していくのでレベル上げ大事ですね。

◦キャラクター(NPC)の性格を覚えると攻略が楽

このゲームでは主人公のほかに最大14人(人間かどうか怪しいのもいますが)のキャラが存在します。ループごとにランダムで参加キャラが変わり、役職も変わります。
誰もが乗員の可能性もあるしグノーシアの可能性もあります。
ゲーム内でイベントが発生するとキャラの情報を取得できるのですが、皆キャラが濃い。そしてキャラごとにステータスもある程度決まっていて、ループを進めるごとに、
そのキャラへの理解度も深まっていくので、「こいつ今回怪しいな」とか「こいつは嘘ついてなさそうだな」とある程度予測しやすくなります。実際の人狼ゲームでもありますよね。
「とりあえず初日はこいつ怪しいから吊っとくか」って初日に吊られやすい人がいたり「こいつ嘘つくのへったくそだなぁ」とか…。何度もループを繰り返すうちに、気心の知れた仲間のような感情もわいてきます。
信じて裏切られたときは、めっちゃ腹立ちますけどね。
私の推しはSQちゃんです。(よくゲームタイトルのサムネにいる子)すぐに信頼関係を結ぼうとしたり愛嬌があるから吊られにくかったり生存力が高いです。
嘘も得意なのでもしグノーシアだったらめっちゃ厄介です。でもそんなところが好き。
あとグノーシアだとリザルト画面の顔グラ変わるんですけどSQちゃんの表情好きなんですよねぇ。ステラはもうちょっと可愛い顔してくれ……怖すぎてトラウマなりそう……。

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SQ(グノーシア公式サイトより)
・ゲーム性がシンプル

『一人用人狼ゲーム』の名の通り、めちゃくちゃ一人で人狼します。議論⇒自由時間⇒夜時間の繰り返しなので複雑な操作とかは何も必要ないです。
キャラの生存状況や協力関係等のフラグを満たせばイベントが起きますが、それ以外はただひたすら一人人狼の周回タイムです。
この周回がつらくもありますが面白い所で、フラグ成立の為に試行錯誤するのが楽しいです。
生かしたい人が初手でバレバレのウソをつくせいで即吊られたり、議論で目立ちすぎてグノーシアに襲われたり等…思うようにいかないところを、ステータスを上げて議論でカバーするのが腕の見せ所ですね。お前のことやぞしげみち。

感想

ほとんど自力で頑張った結果総プレイ時間は31時間ほどでした。1回のゲームが短く、短い時間でも何度か周回できるので空いた時間にちまちまプレイするのもいいんじゃないかなと思います。
文章主体のADVゲームは総プレイ時間を書くとそれだけでネタバレになるかな…?と思うので書かないようにしていますが、このゲームに関しては無駄なループ時間も含んでいるのでまあ大丈夫でしょう。一応ループ回数は隠しときます。スムーズに行ければもっと短いと思います。最短で何ループでクリアまで行けるのか気になりますね。

私はsteam版を購入しましたが、個人的には携帯モードでできるswitch版を買っておけばよかったなぁと感じました。周回タイムは基本的にポチポチ選択するだけの人狼ゲームなのでベッドでゴロゴロしながらやりたいなぁと感じながら周回していました。steamの携帯端末がもうじき発売するらしいので早く欲しいですね。
このゲームは最初PSVitaの配信限定で販売されてからswitch版、steam版と続々展開されてきました。色々なプラットフォームで発売されるってことはその分、評価が高いことの裏付けでもあると思います。私個人としても購入して後悔のないゲームでしたので、多くの人に是非プレイしてほしいですね。

人狼をテーマにしたゲームだと『レイジングループ』が浮かびますが、あちらはストーリー重視、こちらは本当に人狼ゲーム重視という感じで全く違う方向性で面白かったです。この辺の違いをまた別記事で掘り下げてみたいですね。

それでは。